2004.10.27

大兵馬俑展

 日曜日に上野の森美術館に大兵馬俑展を観に行ってきた。兵馬俑はちょうど10年前に現地西安で観た。しかし兵馬俑坑は、広めのキャットウォークみたいなところから、上から見られるだけで、兵馬俑に近づいて観ることはできない。そして遠くからなのに写真撮影も厳禁である。しかし写真撮影に関しては、展示品が傷むからと言うよりも売り物の写真が売れなくなるからであると思われる。ともかく10年前ということもあるし、間近に見たことはなかったので、是非みたいと思っていた。

 入口に複製の兵馬俑があって、並んで記念写真を撮れるようになっているのだが、館内の本物を最初に見せる作りにするべきではなかったか。なぜなら複製と言えども、それらしきものを先に見てしまうと驚きや感動が減少してしまう。館内はかなり混んでいた。もちろん現地の兵馬俑坑のようにズラリとは並んでいないのだが、10数体と言えども迫力は十分である。また近くで観ることができるため、表情や装飾など細かいところまで見える。そしてこれらが2,200年前に作られたものであると思うと、その時代・これらに関わった人々に想いを馳せながら、たたずんでしまうのである。

 兵馬俑というのだが、その後の発掘によって、兵馬でないものもたくさん発掘されている。文官の俑、芸人の俑、鳥の俑などである。これらは10年前には発掘されていなかったはずだ。これらも2階の展示室にあった(青銅製の鳥は無かった)。

 この展覧会は「兵馬俑」展であって「始皇帝」展ではないので良いのかも知れないが、どうせなら始皇帝の行った業績(とされていること)や悪事(とされていること)、車軌・文字・度量衡の統一、焚書・坑儒なども合わせて紹介されているとさらに良かったのにと思う。

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2004.09.14

江戸東京博物館とエルミタージュ展

 両国にある江戸東京博物館に行ってきた。以前から機会があれば行ってみたいと思っていたが、今回初めて行った。結構人が入っていた。博物館の類って、どこへ行っても本当に係員が暇そうなところばっかりなのに、ここはそんなことはない。しかしいくら客が多いにしても、こんなに必要かってほど係員が居たことは確かだ。やっぱりお役所仕事であることに違いはない。幾つもある模型は、大きくて精巧でこの博物館の目玉だね。江戸ゾーン,通史ゾーン,東京ゾーンとあるのだが、今回時間がなくて江戸ゾーンしか見ることができなかった。それと言うのも思っていた以上に面白くて、江戸ゾーンを見終わって気が付いたら結構な時間になっていたのだ。

 共通券(常設展480円+エルミタージュ展1,040円)を買っていたので、いつでも見られる通史ゾーンと東京ゾーンはさておき、エルミタージュ展に移動した。ここもたくさんの人が入場していた。人口密度は常設展より高かったかもしれない。エカテリーナⅡ世の馬車が豪華絢爛でひときわ目を引いた。前半に飾られていた風景画は、どれも非常に奥行きがあって、広大な大地を持つロシアのイメージにピッタリきた。エルミタージュから本物を持って来られなかった物については、写真だったのだが、中途半端に写真を並べるくらいなら止めた方が良いのではと思った。

 外国(特にヨーロッパ)に行くと一応街の看板なので美術館に行くのだけど、どうしても駆け足で見てしまうので、美術鑑賞になっていないのが現実。しかし日本に来る何とか展は、ブツは来るのだけど、博物館・美術館が来る訳じゃないんだよね。実はこれは大事。ブツの普段の住まいは、それに見合った立派な・華麗な・荘厳な建物・部屋にあったりする。どんなに駆け足でも現地で見ればそれを肌で感じることができるが、日本の何とか展ではそれはできないんだよね。でも現地では、通常日本語の解説はないから、どっちもどっちかな。

 参考までに、エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルクにあり、世界三大美術館のひとつと言われている。後の2つはパリのルーブル美術館とニューヨークのメトロポリタン美術館である。ヨーロッパ三大美術館と言うと、ルーブル(行った)マドリードのプラド美術館(建物の前まで行った)ウィーンの美術史博物館(行った)だそうである。サンクトペテルブルクはヨーロッパじゃないのか?。

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