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2006.03.23

[書評] ソリトン,カオス,フラクタル

戸田 盛和:ソリトン,カオス,フラクタル,岩波書店,1999

ソリトン,カオス,フラクタル 全4巻からなる物理読本シリーズの第4巻で、副題は「非線形の世界」。第1巻は古典物理の世界、第2巻は量子力学の世界、第3巻は相対性理論の世界を扱っている。第2巻と第3巻は読んでいない。前3巻は20世紀までの物理学という感じがするが、この非線形の世界を扱った第4巻はこれからの物理学という感じがする。これまでの常識では、複雑な現象というのは複雑な原因に由来すると考えられてきた。しかし近年、単純な法則から複雑な現象が生み出されることが解明されてきた。20世紀から21世紀というこの時代に非線形系の研究が発展してきた背景には、コンピュータの進歩によるところが大きい。本書で紹介されているライフゲームはその1例である。ルールは簡単。コンピュータで簡単に試してみることができる。しかし奥が深い。本書を読んで非線形系の面白さを垣間見ることができれば、関連図書に手を出し、虜になっていく人も居るかもしれない。☆☆☆

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