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2005.07.12

[書評] 文化人類学入門

祖父江 孝男:文化人類学入門,1990

文化人類学入門 文化人類学には興味があるのだが、なかなか簡単に読めそうなこれだという本が見つからない。ひとつには、一口に文化人類学といってもその網羅する範囲があまりにも広く、実際本になるときには各論の形になってしまうからではないかと思う。その点で本書は文化人類学が扱う領域を広く浅く書いており、その内容も読みやすい。本書の初版は1990年であるが、増補改訂前の初版は1979年である。回転の速い現在にあって、26年もしくは15年も前に書かれた本が未だに版を重ねているのは、その後に文化人類学全体を扱った良い本が出ていない証拠でもある。このような入門をきっかけに興味のある各論を読み進めていけば良いのだが、巻末に挙げられている「おすすめしたい参考書」,参考文献とも古いものばかりであるので、それも難しくなってしまう。その内容に大きな進展はなくとも、新しい本の出版を待ちたい分野である。☆☆☆

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