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2005.02.14

[書評] 重光・東郷とその時代

岡崎 久彦:重光・東郷とその時代,PHP研究所,2001

重光・東郷とその時代 あれは中学生の頃だっただろうか。「東京裁判」という映画を見に行った。親に連れられて観に行く映画ではないし、その頃だったとしたら映画を観に行くデートもしていなかったと思うので、自分のお金で自分が観たくて観に行った初めての映画ということになりそうだ。今考えると、あの頃からすでにノンフィクション好きだったことがわかるが、我ながら子供らしくないことは認めざるを得ない。確か真ん中に休憩を挟んで5時間の映画だった。帰ってきて「今日東京裁判を観てきた」と親に言ったはずだが、そのとき親がどんな顔をしていたかまでは覚えていない。
 東京裁判には何人もの被告が出てくる。全員の名前をいちいち覚えてはいないが、なぜか重光葵の名は良く覚えている。なぜ覚えているのかと言えば、1人だけ禁錮7年という相対的に軽い刑だったからである。そしてもう1人の東郷茂徳の名も有期刑だったことで記憶にある。東郷茂徳は禁錮20年であった。これを書くに当たって改めて調べてみると、この20年以上前の記憶は正しかった。極東国際軍事裁判(東京裁判)では28人が起訴され、1人は病気のために免訴、2人が裁判中に死亡。この3人を除く25人に判決が出て、7人が絞首刑、16人が終身禁錮刑。有期刑は、この重光と東郷の2人だけである。
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