見送り
礼文島西海岸の猫台・桃台のそばにあるユースホステルは、一昨年、裏の崖から岩盤が崩落したが建物の直前で止まったため、難を逃れた。そのユースホステルは「歌って踊るユース」としても有名であるとバスガイドさんが言っていた。歌って踊るとは、香深港に到着するもしくは帰るユースのお客さんを、歌って踊って迎えるもしくは見送るのだそうだ。彼らがそのユースの人かどうかは定かでないのだが、出航に合わせて歌って踊っている人も他に居ないと思うので、その人達なのだろう。
紙テープを持っているバスガイドさんの、紙テープの反対側には友達らしき女性が数人いた。後に船内で見かけたときに大きな荷物を持っていたので、本当に長期間のお別れなのだろう。紙テープを持っている3人は、紙テープが切れても波止場の先端まで走り、一番高いところに上がり、見えなくなるまで手を振っていた。
どちらの人達も私のことを見送ってくれているわけではないのだが、何かドラマの1シーンを見ているようで、うれしさがこみ上げてきた。
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