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2004.09.10

[書評] 〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか

加藤 秀一:〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか,筑摩書房,2004

〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか ―「恋愛」とは明治期になって西欧から輸入された新しい観念である―。恋愛感情なんてものは太古の昔から存在する普遍的なものだと思っていたので、第1章に登場するこの文章にまず驚いた。読み進めるうちに、結婚を柱とする男女間のあるべき姿みたいなものについて、様々な解釈がなされてきたことが解る。その多くは時代を反映して「国家」という枠組みに照らしたものが多い。
 著者は多くの文献を引用して、様々な角度から考察を加えており、研究としては素晴らしい成果なのだと思う。しかし私は哲学的なことは苦手だ。そして私が期待していた内容ともちょっと違った。タイトルも内容をうまく言い得ているとは思えない。むしろサブタイトルの「性道徳と優生思想の百年間」を、タイトルにした方が良かったのではないか。☆☆

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