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2004.04.26

[書評] ローマ人の物語I ローマは一日にして成らず

塩野 七生:ローマ人の物語I ローマは一日にして成らず,新潮社,1992

ローマ人の物語I ローマは一日にして成らず ローマ人の物語第1巻のこの本は1992年に出版されたが、年に1冊ずつ書き進めるということで物語は現在第12巻まで来ている。物語の完結は、2006年に出る予定の15巻になる。2002年に第3巻までが7冊の文庫になった。私が読んでいるのは文庫だ。このような超大作であるので、物語の完結後に書評を書こうとすると、まだ何年も先の話になってしまう。そこで(文庫の分冊とは関係なく)1巻ずつの書評を書こうと思う。第1巻はローマ建国から約500年間である。

 これまで色々な本を読んできたつもりだが、どうしても好きな分野には偏りができてしまう。私の場合は自然科学と歴史それも史記に著されている時代の中国史である。新たな分野の方向はたくさんあるが、評判になっているのだからきっとおもしろいのだろうと思い、この本を手に取った。西洋史など高校の世界史で習って以来である。ローマと言えばいくつかのことわざとユリウス暦のユリウス・カエサルの名を知っているのみで、ローマ建国の王ロムルスすら知らなかった。しかし何の予備知識が無くてもこの本は十分に楽しめるし、かえってその方が良かったのでないかと思っている。ローマの歴史自体がおもしろいということもあるだろうが、難しいことを平易に、そして先を読みたいと思わせるように書くことができるのは、やはり著者の筆のなせる技だ。☆☆☆☆

[書評] ローマ人の物語II ハンニバル戦記

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